調律師の声

生涯勉強の職業
海外勤務 横山清寿
(40期生)

高校一年生の時からピアノを始め、音楽に関わる仕事に就きたくて調律師を志望しました。縁の下の力持ちとして音楽家を陰で支える役割が自分の性格に合っていると思ったからです。カワイテクニカルセンター(現カワイ音楽学園)は家に来ていた調律師さんに勧めて頂き入学しました。
学校ではほとんどが新しく覚える事ばかりで新鮮な反面大変ではありましたが、先生方には、きめ細やかにご指導頂き、そして同じ志を持つ同期達との生活は楽しい思い出ばかりで充実した1年間でした。

卒業後は河合楽器製作所に入社、関西や東北で一般のご家庭や学校、ホール等のピアノを担当してきました。2022年1月からは海外研修生として、ドイツを拠点にヨーロッパ各地で技術を学び、又、芸術や文化に触れる事で感性を磨いています。
今後は更に研鑽を積み、フルコンサートピアノの音造りや国際コンクール等を担当出来る調律師を目指しております。

生涯勉強の職業ですが、学校で教えて頂いた濃密な基本と、同期達は今でも自分の支えとなっており、かけがえの無い財産です。

*掲載内容は、2022年4月時点の情報です。所属および文章の内容等は、現在と異なる場合がございますので、ご了承ください。