先輩調律師の声
理想に近づいた時の大きな達成感
静岡県勤務 山城侑子

小学生の頃、調律師さんが家に来てピアノを分解する様子を見て、自分も調律師になってピアノの中の複雑な仕組みをもっと知りたい!と思い、調律師を目指しました。幼少期からピアノ教室に通い馴染みのあったカワイに調律の学校があることを知り、見学したところカリキュラムや雰囲気が自分に合っていると感じた為、カワイ音楽学園に入学しました。
学園では実際のピアノの部品に触れながらその部品の役割、調整方法、部品同士の関係性など詳しく学ぶことができました。思い通りの調律・整調が出来ず苦しいときもありましたが、先生に助言を頂いたり、同期と相談し合ったり、1人で黙々と試行錯誤したりして、理想に近づいたときは大きな達成感を感じることができました。
現在は竜洋工場のGP張弦係で、ピアノに張ったばかりの弦の張力を揃えたり、弦の位置を調整したりと、弦をピアノに馴染ませるための第一段階の作業をしています。学園で学んだことを思い出しながら、決められた時間の中で如何に質の良い作業をするか試行錯誤を繰り返し、日々楽しく働いています。
※掲載内容は、2024年4月時点の情報です。所属および文章の内容等は、現在と異なる場合がございますので、ご了承ください。